この古墳は潮見山の東山腹(潮見神社中宮の裏山)に築かれた六世紀中頃の古墳である。
石室の全長11m、羨道の奥行7.6m、幅1.5~0.9m、高さ1.3m、玄室は奥行3.4m、幅2.5~2.26m、高さ2.7mである。
床は石敷で、奥の壁に平行して屍床(ししょう)があり、その床の左右に石が立っている。
この古墳からは豊富な副葬品が出土しており、特に武具馬具等では、全国的に珍しい出土品があり、貴重な史跡である。昭和54年3月31日県指定史跡になっている。
副葬品は次の通りである。(遺物は奈良の藤の木古墳展にも出品された 藤の木古墳・潮見古墳の二つは、ほぼ同時代で、特に馬具は全国的にも貴重とされている。)
- 馬具類・・・五鈴付杏葉(ぎょうよう)四、鏡板四、馬鐸(ばたく)三、雲珠(うず)一、轡鉄(くつわ)若干、鉸具若干(馬具は口絵参照)
- 武具・・・桂甲一
- 武器・・・鉄刀八、鉄刀子(とうす)四、鉄鉾(ほこ)五、鉄剣二、鉄鏃(ぞく)若干
- 装身具・・・冠一、彷製鏡一、耳環二、管玉一
- 工具・・・鎚(やりがんな)二、鉄斧(ふ)二、 カスガイ二
- 土器・・・須恵器壺一、須恵器杯一、須恵器片若干、土師器(はじき)片若干

